青森のRingo Workのリンゴジュースの違い

食道楽

この夏のお中元用に選んだ中に、青森県北津軽郡板柳町にある青森県板柳町ふるさとセンターが販売しているRingo Workの『完熟アップルジュース ミニボトル 3種6本セット』というものがありました。

自分でも味わってみたくなって

とても美味しそうだったので、自宅用にも一つ購入して飲んでみました。
この3種類というのは、

⓵オリジナルテイスト
②リフレッシュテイスト
③スウィートテイスト

になります。
それぞれのボトルには、リンゴの種類や違いの表記はなかったのですが、飲み比べてみると違いははっきりとしていていました。

味の違いの要因は品種なのか熟成度なのか割合なのか

ストレートのリンゴジュースなので、このはっきりとした違いはリンゴの品種によるものなのか、あるいは使用している部位なのか、すごく興味が出てきて板柳町ふるさとセンターのサイトから調べてみました。

使用しているのは、
・紅玉
・ジョナゴールド(すっきりとした酸味)
・スターキング(濃厚な甘さ)
とあるだけでした。
最終的には、それぞれ3種についての品種や配合は、よくわかりませんが美味しいものはおいしいということで納得しました。

数ある「プロフェッショナル」の中でも印象深く

リンゴについて調べていると真っ先に思い浮かべるのは、『奇跡のりんご』というタイトルで映画にもなった、青森県弘前市のリンゴ農家の木村秋則さんです。
2006年頃にNHKの『プロフェッショナル』で放送された時に、木村さんのリンゴ栽培を知って感銘を受けました。

農薬による体調不良になった奥さんの為に、ただひらすら無農薬栽培に取り組んだ木村さんの長く先の見えない挑戦、そして絶望の連続を乗り越えて奇跡に値する成功を収めた物語に感動した人は多かったと思います。

しかしながら、なかには木村さんに対して何かしらの理由を見つけては肯定的ではない人がいるみたいです。
専門的な事はわかりませんが、奥さんを思いやる気持ちから困難に挑んだ姿と、青森のリンゴにおける功績は評価されるべきだと思います。

食の安全と美味しさと未来

今や世界中で、無農薬やオーガニックの農産物が求められ、主流となっていると思います。
現在は、土壌などの残存農薬のこともあり、『無農薬』という表記は禁じられているようですが、限られた農薬をしても良いとされているオーガニックにしても、ほぼ農薬には頼っていない生産になっているようです。
食の安全と食からつくられる健康に対して、木村さんのような人が積み重ねてきた、これまでの研究と努力が今に繋がっていると思います。

農業の現状としては、農家さんが減って来て、これまでの農業の継続、維持が難しくなってきているとも聞きます。
人間が生きていく為に必要な食に対して、これからの農業はどのように変化していくのか心配なところです。

自分や未来の子供たちの食の安全の事にも関わらず、そんな他人事というか客観的な姿勢でいることに少し後ろめたさを感じてしまいますが、これからも農業の進化と発展を願っています。


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