年末年始は、われわれ消費者は『バーゲン』『年末セール』『クリスマスセール』『初売り』『福袋』等などで、とにかく煽られます。
思い起こせば、今年は10月1日の消費税10%開始前から、煽られ続けてきました。
今年は増税前後セールに始まり
『増税前の買い換えセール』『増税前買いだめセール』『消費増税還元セール』その増税前後の怒涛のセール繋ぎには、消費者が混乱する程の折り込チラシとCM合戦になって、目にするのも嫌になってしまっていました。
息も切らさぬ勢いで、その後もハローウィンセールやブラックフライデーセール、そしてクリスマスから今は歳末バーゲンや年末年始の割引に忙しくしているようです。
セール名を見るだけで、「欧米か!」と突っ込みたくなるほど、日本とは全く関係のない事ような気もしますが、とにかく消費をさせる為なら何でもアリな状態になっているようです。
経済を回すのも大切だけれど
消費が上がることによって、日本の経済が潤うという事はわかっていますが、その人にとってそのモノが本当に必要かどうかということが大切ではないでしょうか。
さすがにちょっとやり過ぎた感があるのか、今度はフードロス対策みたいな事をおもいっきり前面に出してきて、「いろいろ対策をやっておりますが・・・・・」の、『やってますよ』感で後々出てくるであろうごみや環境の問題の先手を打っているような気がしてなりません。
売るほうも買うほうも、もっと落ち着いていこうよと思ってしまいます。
政府が国民、特に若い人に老後の保障について不安にさせているこのご時世に、財布のひもが固くなって、消費が落ち込むのは当然のことだと思います。
売るほうも人手不足の改善が進んでいないのだから、いろんなことをコンパクトにしていくでいいんじゃないかと思います。
もっと落ち着いて、その時代に合わせて、必要な物を無理ない需要と供給のバランスでやっていくことのほうが、最終的にみんな幸せのような気がします。
次なるセールはTOKYO2020
すでに、いろいろ煽られて家中がパンパンになっている人は、今度は確実に『2020年東京オリンピック』で煽られますよ。しかも何か月もの間・・・・・。
盛り上げて成功させる為に、みんなが協力していくのは大事な事だと思います。
しかし、必要な事と必要なモノの判断をすることはもっと大事な事だと思います。
割引セールで、売るほうも買ったほうも、良かったと実感できる数字ってあるのでしょうか?
いま一度、この半年で消費したものに対して、増えたものと減ったものを考えることは、今後にとって大切だと思います。