転職という響きはイメージが悪いものでしょうか?
確かに、
「職を転々とする」
「何をやっても長続きしない」
となると、さすがにイメージはいいものではないと思います。
20代で上場企業からの転職という経験
わたし自身が東証一部上場の大きな会社を20代前半で辞めた人という事もあってなのか、仕事を辞めたいと友人から本気の相談を受けることもあります。
そんな時わたしは、どちらかというと転職を勧めます。
もやもやと気持ちが入らない仕事を続けることが、会社への失礼にあたるという考えもありますが、なにより
『その我慢が自分にとっていい事なのかどうか』
を考えて、自分自身を理解することが大切だと思っています。
そのエネルギーをどこに向け、どう使うのか
年功序列や継続的な繁栄、安定な地位などが確約されない今の時代において、しがみつく理由を自分自身で見つけられないのであれば、我慢して耐えるエネルギーを次に繋げるエネルギーに変えたほうがいいという考えを持っています。
我慢すべきところはしっかりと歯を食いしばり、積み上げる継続が何よりも勝る力だということも理解しているつもりです。
ただ、極論かもしれませんが、自分が壊れるくらいなら、いっそ環境を変えるべきだと思います。
だれもが、自分が壊れると認識すること無く生きていると思うので、
『この我慢が自分にとって、いい事なのかどうか』
常に自分自身と向き合うべきだと思っています。
「逃げる」と「環境を変える」を混同しないように
ブラック企業やパワハラ、セクハラ、モラハラ、嫌がらせ、DVなどいろいろな問題がある中で、環境を変えることや次に進むことは逃げるという事にはならないと思います。
逆に、その問題と向き合うことや、辞めると言い出せることは勇気があって良いと思います。
今にしがみつくことが、そんなに偉い事なのでしょうか?
例えば、芸能人が違法薬物に手を出したとします。
自分は特別だと考えを持ったお調子者だとしょうがありませんが、仕事の辛さや注目される立ち位置の辛さなどからの場合は、我慢の限界だった訳で、そっとしてあげたほうがいいと思います。
今の状況が辛くて我慢の限界がきて、最終的にはそれが無いと続けられないという事であれば、復帰や復活という道を選ばないほうがその人にとって良い事ではないかと思います。
我慢する事、つらい事ありますが、人生100年とも言われる現代社会で無理して壊れないように自分自身と向き合っていくことが何よりだと思います。