昭和の象徴?終身雇用の崩壊

我道楽

今後、終身雇用を続けるのは難しく見直しの段階にきているとTOYOTAの豊田社長がニュースで衝撃的な事を言っていました。

日本の企業の代名詞のような印象もあったが

これに続いてか、後か先かは分かりませんが経団連の会長も終身雇用については同じように認識しているという記事をみました。
終身雇用といえば、日本の企業の代名詞だと思っていました。

しかしながらそれは昔の話のようです。

人件費は増える一方で、売り上げは伸びていないのが現状のようです。

自分や顧客の経験と重ね合わせてみる

人件費が増え続ける?と戸惑いました。
わたしは18年間小売業の会社を経営していましたが、2019年1月に深刻な人手不足を原因に会社を清算しました。

ホテルや医療関係に設計建築系、美容関係、流通業や配送業など、仕事でお付き合いさせて頂いていた様々な業種でも漏れなく人手不足は深刻らしく、皆、何かしら営業や業務の形態を大きく方向転換しながら継続させていました。

時給や給与を上げて募集をかけても、全く反応がないというのはどこも同じようです。
従業員は辞めていくのに、募集をかけても人は入ってこない。

よって現スタッフが辞めないように給与を上げますが、人手不足によって一人当たりの仕事量は増える一方なので、その過酷な労働によって最終的には辞めていってしまう。

完全に負のスパイラルです。
TOYOTAは、なぜ人件費が増え続けるのか?と不思議に思います。

学生の意識は昭和・平成のまま?

東京大学、京都大学、慶応大学、早稲田大学の学生にアンケートをした人気就職先ランキングという記事がありました。
ランキングにあった会社名を見て、わたしが就職活動をしていた約30年前と、ほとんど変わらないことに驚きました。

この30年間で世の中は、ニーズも消費傾向も変わり、次々と新しいビジネスや会社が出てきてあらゆるものが変わったように思います。

しかし日本の優秀といわれる大学の学生が選ぶ会社はずっと変わらないということです。
世界のどこの国を見ても、同じなのでしょうか?

そのアンケートが正しいというか現実的なのかどうかというところと、この結果はすべてではないとわかってはいるものの、この時代の勉強のできる人たちは、ベンチャー企業や勢いや将来性を真っ先に選ぶと思っていました。

令和の時代に安定を求めている?

終身雇用が難しくなってきた今、これからは社名がブランド化された日本の大手企業が、いつまでも受け入れを大きく、安定した永年の雇用が出来る職場として居続けるのは簡単な事では無いと思います。

そうなった時に、はたして有能かつ有望な人材は意識の転換が出来るのでしょうか。

実際に、その記事には大手企業では過剰人員が人件費の増え続ける理由となっているという事でした。

果たしてデフレのトンネルを抜けるのはいつなのか

長い間続いているデフレはまだまだトンネルを抜けるのは難しいと聞きます。

この安く売っていくという製造と販売の流れに、これからはますます“モノづくりの日本” を支えてきた良いものを作る人はいなくなり、消費を支える接客やサービス業、インフラを整える現場としての戦力は減り続けていくと思います。

ホワイトカラーといわれる職種以外の人たちの報酬や環境を改善していく必要はあると思います。


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