衝撃的なニュースでした。
フィリピンがカナダにコンテナ103個分(廃棄し始めていたので実質69個分)2,500トンになるごみを船で送り返したということです。
お互いにWin-Winでないと歪みが生じる
カナダが輸出、フィリピンが輸入という形でリサイクル用プラスチックを受け入れたはずのものが、全く違ったリサイクル不可能なプラスチック製ボトルや大人用おむつなど虚為されたものがコンテナに入っていたということです
。
このごみは、カナダの民間業者が2013年~2014年にフィリピンへ輸出したもののようですが、あまりにも酷い話だと思います。
もしこれが、確信犯だとすると世界的規模で原因の追求と大きな損害賠償というかペナルティーを与えたほうがいいと思います。
もはや全世界的な問題
今や世界的な問題になっているごみ問題。
産業廃棄物やリサイクルごみを世界から輸入しているのは、中国や東南アジアだと聞いています。
しかしながら2~3年前ぐらいから中国のごみの輸入が禁止になり、ますますごみの受け入れ先がなくなり世界の問題になっているようです。
そこへ来て、この不正のようなニュースを聞くと、いよいよ国レベルの不法投棄というか、ごみの不法処理は免れないなと思います。
このままでいくと、どこかの誰かが何万トンというゴミを海底に捨て、そのごみからくる成分により海の生き物に影響が出て、それを人間が……と考えるとぞっとします。
頻繁に耳にする日本ゴミの世界的位置付け
日本のごみ排出量は、世界トップクラスだといいます。
実際、中国や消費大国アメリカのごみ排出量のデータがどこまで包み隠されずに表に出てきているか分かりませんが、日本は2位以下を大きく離して1位というデータを見たことがあります。
恥ずかしいというか、情けないと思います。
誰がそんなにごみを出しているのでしょうか。
そのごみは本当に必要なものから生まれたごみだったのでしょうか。
過剰在庫→過剰廃棄
未だに、売れるかもしれないという事で、無駄に仕入れや準備をして経費と労働の無駄遣いをしている商売人や企業の指示出しお偉いさんは多いと思います。
そんなに、売り上げたいですか?と聞きたくなります。
いや、そんなに無駄を出したいですか?かもしれません。
売るものが無くなれば、今日はここまで!でいいんじゃないでしょうか。
売って売って売りまくるという出せば売れる時代というのはずっと過去の話です。
古い昔の習慣というのは、そういう時代に生まれた習慣だと思っています。
「習慣」も時代と共に進化したい
1960年~1980年と1980年~2000年そして2000年~2020年同じ20年でもその時に合わせた習慣でなければ意味が無いと思います。
どこかの20年の間でつくられた物がいつかの20年の間にごみとなって処理されなければいけないということも考えて、ごみという視点からの消費を考えるという発想があっていいんじゃないかと思います。