ライバル競合店への意識

我道楽

わたしが現在勤めている会社のライバル会社が、数日後に大きな店舗をOPENさせることになっているので、わたしの勤めている会社ではスゴイことになっています。

男子はだいたい通る道?

わたしは、男の子の時からライバルという存在を意識しながら生きてきたと思っています。
かけっこをすれば自分よりも早い誰かがいて、学力試験をすれば自分よりも成績のいい誰かががいました。

ポジションがかかってくると、また意識というのは変わってきます。
好きな子と付き合いたいと思えば、彼氏というポジションが欲しいですし、会社では少しでも高いポジションにつきたいと願うものなのでしょう。

お客の奪い合いは果たして?

わたしが小売業の会社の代表をしていた時は、ライバル店よりも“いい” と思われるように努力してきたことを思い出します。

正確に言えば、ライバル店よりも“いい” と思われたかったのは、開業から2年ぐらいで、その後の15年以上は、あそこは“いい” という単純な評価の為に努力しました。

もちろんですが、他の競合店がどうなのかなんてことは、よっぽどの事例が無い限り気になりませんでした。

常に雑誌などで自分がいる業界の新しいトレンドをチェックするような勉強は続けましたが、どちらかというと技術や知識の向上と会社自体が抱える問題点の改善に目を向けることがほとんどでした。

お客さんの奪い合いではなく、まだまだ底知れない業界全体の売上げが大きくなればいいとしか考えていませんでした。

安売り合戦でデフレを抜け出せるのか

現在わたしの勤める会社は、ライバル会社が大型店をOPENさせる前後に、何度も何度も大々的な割引を仕掛け、相当な経費を使って割引イベントや広告を繰り返しています。
従業員はその方針に従って労働力を注ぎますが、掛けた費用や労力、時間に対しての効果は如何ほどなんだろうと思ってしまいます。

人は新しいものへの興味、好奇心は持つものだと思います。

それは一度何かしらの経験があるまで持ち続けるものだと思います。
新店舗への興味や好奇心を背けて遠ざけるような仕掛けによって、こちらを振り向かせても何の効果も無いと思います。

安売りという強みではなく

無理・無駄・ムラという会社としてあってはいけない3Mの原則そのものだと思います。
お客を取り合う時代遅れのライバルとの競合の仕方は、どうか止めにして欲しいと願います。

そういうやり方は、結局は自社の力をつけることなく、周りばかりを気にして安売り合戦するしか方法が無くなるからです。
これからも、日本の経済や消費のあり方はこんな感じでいいのかと心配になってきます。

今や、安売り合戦していないのは、自動車業界だけなんじゃないかと思うくらいです。
そういう経営を続けていくと、利益が減り、会社にお金が残らないという事は人手不足解消に伴う設備の投資や拡張が出来なくなってしまいます。

AIは救世主?人手不足?

今の会社に勤めて切実に思います。
人手が足りなくて従業員は悲鳴を上げています。

数年後には、必ず今のツケが回ってくると確信しています。
経営のトップの人間の方は、どうか早い段階で、いま一度会社の現状を把握して、システムと考え方を見直して欲しいものです。

あなたがトップにいる時が改革のチャンスだと気付いてください。


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