この1泊2日の旅の初日はSCAJワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビジョン2019に行き、たくさんの試飲と専門的な生豆の知識を得ることができました。
その後の2日目は、実務だと思っていました。
早朝からの営業はありがたい
お台場の大江戸温泉物語を出て、まず向かったのはオフィス街の西新橋にある『やなか珈琲店』でした。
さすが東京のビジネス街の中心にあるコーヒースタンドだけあって、朝7:30からの営業になっており、焙煎修行のスタートとしては絶好でした。
ビジネスマンがひっきりなしにテイクアウトでコーヒーを買っていく中で、ひとりの店員を捕まえて、彼に普段焙煎を行う上で沸き起こる疑問を質問しまくりました。
めちゃくちゃ空気の読めないめんどくさいヤツだったと思いますが、彼はとても丁寧に質問に応えてくれました。
最終的に選んだ豆のうち、200gはその場で焙煎してもらい、200gは生豆で購入しました。
実は、これが今回わたしの考える実務的な修行でした。
焙煎を実践してもらい、持ち帰った生豆を家で焙煎する。
そして味の違いを確かめたかったのです。
事前にピックアップした店舗に次々と
事前にこの日お邪魔する自家焙煎店をピックアップしていたので、迷うことなく次の修行先に向かいました。
この日の予定は、
- 西新橋の『やなか珈琲店』
- 浮間舟渡の『ワイルド珈琲』
- 神楽坂の『緑の豆 神楽坂焙煎所』
- 経堂の『café marche Kuni Kuni』
- 都立大学の『八雲珈琲』
を訪問することに決めていました。
すべてアポ無しで、純粋にお客さんとして、珈琲豆を購入し、そして質問をしたり、焙煎の様子を見るつもりでした。
特に、ワイルド珈琲さんでは、大きな焙煎機から小型の焙煎機まで、その焙煎の実演の様子を見せてもらい、そのデータを見ながらいろいろと丁寧に教えて頂きました。
たっぷりと時間をかけて頂いた所も
移動に時間がかかるのは、承知で覚悟していましたが、特にワイルド珈琲さんと八雲珈琲さんではそれぞれ2時間近くも焙煎の実演をしたり講習のような形で時間を頂くことになりました。
最後は、空港で息が上がる程のダッシュになってしまいましたが、訪問先の皆さんのおかげで、かなり充実した時間を過ごすことが出来ました。
答えは自分の中にある?
結局、美味しいコーヒーに答えは無いのだろうなと思います。
だから、ここまで長い間やってこられた珈琲店の皆さんは『おごらず、人と比べず、面白がって、常に追求する』という感じでやっていけているのだろうなと思います。
あとは、自宅で焙煎して、そして味わいを楽しもうと思います。
そして、いつかこれが自分の面白がって平気に生きることに繋がっていければ良いなと思います。
ご協力頂いた皆様、突然のお邪魔と質問攻め、大変失礼致しました。
そして、本当に貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。