今回の「食べる」という事と「足つぼへ行く」という事がメインのこの旅行で、せっかく台北に来たのだからせめての観光というのが、九份でした。
「千と千尋の神隠し」で予習
あの、“千と千尋の神隠し” のモデルという事で、実は直前に「千と千尋の神隠し」をTSUTAYAでレンタルしてきて鑑賞しました。
初めてジブリシリーズを観ましたが、内容的にもなかなか面白かったと思います。
忠孝復興駅隣接のSOGO近くから九份行きの始発バスに乗って、約1時間15分で山中に表われた集落みたいなところにたどり着きました。
正直なところ、“ここが九份かあ”という感じではなく、みんなが降りたから降りて、みんなが行く方向へ付いて歩いたという感じです。
皆について行くと独特の香りが
細くて細かい路地がたくさんありましたが、一様にみんなが入っていく路地についていったところ、そこにはガイドブックに出てきそうなお祭りのような露店が並んだような風景がありました。
さっそく八角や臭豆腐などの独特の匂いが漂い始め、あちこちから活気づいた呼び込みや会話の声で慌ただしい雰囲気にのまれました。
高低差や似たような建物で現在地がわかりにくい
「一回出よう!」と嫁に声を掛けて、九份での自分たちの現在地を再認識することにしました。
今回は、桃園の空港で嫁がWi-Fiをレンタルしてくれていたので、Google MAPで現在地の確認と“九份の歩き方” みたいなものを軽く調べました。
結果、九份とはこういうところからスタートしてところどころから観る景色を楽しむ所だと確認して、間違っていないとわかり安心して奥へ奥へと喧噪の中歩いていきました。
そういうところだとわかると、いろんなものが売られていて、たくさんのお店があり、いくつもの路地があり、なぞなぞのような面白さがあってとても楽しいところです。
おそらく無許可のジブリ関連グッズも沢山ありました。
「かおなし(顔なし?)」。千と千尋を観ていなかったら何の事かわからなかったと思います。
予習の甲斐あり!
途中から、この路地はどっかで繋がっているだろうと、行く先があっているかどうか、どの方向へ歩いているのかどうでもよくなる感覚があります。
要所では、眼下の景色を眺めるバルコニーみたいなところがあって、昔は敵の侵攻を確認するための要塞みたいなものだったのかとか、山の中腹にできたこの村は、どのように作られてきたのかなとか、いろんなことを考えてしまいました。
最後はプロの力を拝借して
なかなか“千と千尋の神隠し” のモデルとなった建物が見つけられずに疲れが出始めた頃、ある日本人観光客の団体と出くわしました。「あのあたりで一番きれいに写真が撮れます!」みたいなことをガイドさんが言っていました。
何度となく通った場所なのに、見る角度が重要らしいです。
つられる様にその場所に登ってみて皆と同じ方向を見てみると、そこにはあのGoogleで検索すると出てくる“千と千尋の神隠し” のモデルとなったとされる建物の写真のそのまんまが存在していました。
正直、DVDをレンタルしたにも関わらず、見つけられずに諦めて帰るパターンにハマっていたので、ほっとしました。
嫁と「九份よかったね」と必要以上に達成感があって、満足してバスに揺られて台北市内へ帰りました。
追記
後日、語句を調べるために検索すると、Wikipediaにこんな文章がありました。
宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』のモデルになったという噂もあり、日本の観光客への知名度が高まったほかに台湾でも知られ、「神隠少女 湯婆婆的湯屋」の看板がモデルとされる茶屋のそばに掲げられている。一方、スタジオジブリや宮崎により、これは公式に否定されている。
Wikipedia
完全に噂に乗っかっていた自分達。