おいしゅうございました:ホテルで和食×2

食道楽

ホテルでランチあるいはディナーで馴染みがあるのは、やはり洋食バイキングでしょうか。
ホテルの味が誰でも気軽に、好きなものを好きなだけ楽しめると思います。
それが和食となると、ちょっと違ってくる気もします。敷居が高いイメージがあり、ちょっと気合を上乗せして顎を引くようなイメージがあります。

「和食」というだけでキリっと引き締まるような

和食には、そのホテルの料理人の意地とプライドを連想するからでしょうか。
あるいは、日本人でさえ意味をちゃんと理解できていないであろう “懐石料理” という響きを連想してしまうからなのでしょうか。

たまたま、2回たて続けにホテルで和食を食べる機会があり、ふと懐石?と考えてしまいました。懐石料理について調べて、確かにあの時食べたのは、そんな順番やメニューだった気がするなと思い出していましたが、やはり難しく面倒になってきたので、理解することを辞めました。

海を眺めながら旅亭でのランチ

ひとつは、大切な友人達から頂いた旅亭のランチメニューの一番高価な〇〇〇弁当というものでした。友人から食事券を贈られた時に、このメニューに関しては、事前に予約しなければいけないと言われていました。
嫁とふたり、席に届いた3段の箱を開けてみて、びっくりしました。

懐石料理を重箱にしたみたいなもので、見ただけでその一つ一つが繊細で手が込んだものだと解るようなものでした。
正直、何から食べていいのか見当もつきませんでした。
おせち料理のように、素材と料理名が書かれた紙が添えられていれば嬉しいのですが、もちろんはそういったものは無く、丁寧に説明をしてくれたのですが全く覚えることも出来ず、
ただただ写真を撮りました。
もちろん、食後に何を食べたかはほとんど覚えていません。

ホテルの個室で和食ディナー

もう一つが、ホテルの和食レストランのディナーメニューにあった○○〇御膳というものです。大人10名ほどの予約でしたので、ホテル側から先に料理を予約してほしいと言われ、ネットでいろいろ検索しましたが、レストランのメニューについての情報が無く、ホテルのお勧めする御膳というイメージだけで予約をしました。

個室で予約を入れていましたが、カウンターの前を通り、店内を奥へ通されただけで、やはり和の敷居高いイメージに緊張感が走りました。

御膳という名の懐石コース

みんな個室の席に座ると、一様にほっとした雰囲気になり、坪庭の景観を楽しんでいました。
てっきり、1プレートの料理が運ばれてくると思っていましたが、料理は前菜のようなものから始まり、コース料理のように運ばれてきました。
今思えば、おそらくこれは “懐石料理” だと呼ばれるものではないだろうか。

席も何だか薄暗い、と言ってしまうと品が無いですが、ところどころポッとライトが射しているだけです。料理の写真も薄暗めになってしまっています。
穏やかに食事を頂くためにはこの位のライトニングがいいのかもしれません。

細かい決まり事に則ってはいないかもしれませんが、あの緊張感は懐石でいいんじゃないかと思います。
“おいしゅうございます” と声が出てしまいそうなディナーでした。


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