東京珈琲焙煎修行から帰って来て、訪れた自家焙煎店で購入した生豆をいろいろ何度も焙煎をしました。
訪れた際にその店で焙煎して頂いた豆と比較しながら試飲してきました。
同じような風味を出せるように、を目標に
当たり前のことかもしれませんが、味は全くと言っていいほど違いました。
そこで見て感じた事を思い出し、焙煎して頂いた豆色や香りを確認しながら、まずは同じような風味が出せるようにチャレンジしてみました。
何度も繰り返すようですが、すべてにおいて同じくできたということはありませんでした。
知識や技術が至っていない事はわかっていますが、自分なりに発見というか、これからのアプローチの仕方や発想という意味では、とても大きな収穫があったと思っています。
本やネットの記事で、『100人の焙煎人がいたら100通りの味になる』とか『同じコーヒーの味は二度と出せない』とか書いてありますが、その意味はなんとなく解ってきたような気がしますが、今の自分の立ち位置で、それを受け入れていては知識や技術、そして何より気持ちの向上は無いと言い聞かしています。
まずは、好奇心をもって、そして謎をもっておもしろがるということを楽しんでいます。
今回見つけた課題の『排気ダンパー設置』
そして今回、東京でいろいろ回って、いろいろな人からいろいろ教えて頂いて、行動してみたくなったことのひとつにあるのが、排気ダンパーの設置です。
現在焙煎に使用している『カルディ コーヒー ロースター電動』は、強制的に調整する排気ではなく、自然排気になっています。
排気やダンパーに意味が無いという人の意見も見かけますが、ある疑問と向き合うために調整しながら強制的に排気できるダンパーを自作してみました。
近所の金物屋さんで、300℃以上の熱に耐えられ、しかも切ったり曲げたり加工が簡単なアルミの漏斗を700円で購入し、既存のHon&Guanの換気扇ダクトファンを直接焙煎機のドラムの中に出し入れできるようにしました。
(使用器具の詳細はこちらの過去記事に掲載しています↓)
もちろん、チャフをそのまま吸っていくので、ダクトホースに100円ショップで台所シンク用のゴミ取りネットを購入し、それを被せてチャフ回収という具合にしました。
少し感触を掴めた気が
繊細な焙煎の世界で、ちょっとした改善が目に見える結果や、明確な違いとして現れるのは無いと思いますが、今回意図していた方向に向かっているような気がする程度の感触がありました。
まだまだ、チャレンジしたいことは山のようにありますが、まずは他と比較せず、面白がって、楽しく向き合うことを忘れない様にしたいと思っています。