KALDI Coffee Roasterの初焙煎の結果は散々たるものでした。
このロースターのスタートにあたっての豆は、やはり大好きなインドネシアのマンデリンG1にしました。
実は、5月に自家焙煎デビューの際に購入した豆を、この日の為に少し残しておいたものです。
アウベルクラフトの手回しの遠赤外線のタイプとの比較をする為です。
手動焙煎に続く電動焙煎
手回しの焙煎器で多少慣れてきた頃の電動ロースターという事で、初仕事に向けてYouTubeにある画像を何度も確認しながら、まず50gの生豆からチャレンジしました。
百聞は一見に如かず、百見は一行動に如かずってな感じで、なかなか難しいものでした。
失敗例は以下の通りです。
●まず、空で試運転というかドラムを220℃に落ち着くまで温めました。
*いろいろな人の評価を見た時に、付属の温度計は信用できないという事だったので、それにならって、別で温度計を用意しました。
●50gの豆を一気に投入し、ストップウォッチで経過時間の測定を開始しました。
*付属の投入器具の脱着が面倒だったので、厚紙で自作の漏斗を作成しそれを使用しました。
*投入直後の温度は、178℃まで一気に下がったので、火力を上げました。
●火力を多少上げただけで、ドラム内の温度がぐんぐん上昇しました。
*火力を、1分間に10℃程度上昇する程度で微調整を繰り返しました。
●1分経過:190℃ 3分経過:210℃ 5分経過:220℃で温度
●6分経過:1ハゼ開始(230℃) 12分経過:2ハゼ開始(計測無し)
*これは、下調べした時間よりも随分と早いタイミングでした。
●13分で火止め、速やかに豆取り出し、団扇で仰ぎ冷却しました。
火が強すぎたのか、2ハゼからの時間が長かったのか、豆は真っ黒で翌日には豆から油が出ていました。
焙煎から2日後に中挽きで飲んでみましたが、苦みだけが強調された味になっていました。
すかさず2回目!
すかさず2回目の焙煎にチャレンジ!
同じくインドネシアのマンデリンG1を50g、豆投入時の温度を210℃で開始しました。
今度は、温度上昇を抑えて、1分後に180℃、3分後に190℃になり、5分後以降は210℃で維持して、1ハゼ音も2ハゼ音もはっきり聞こえないまま、時間だけが経過していきました。
何度も何度もドラムから豆を取り出して色を確認して、色付きが悪いように思いましたが、濃い茶色からこげ茶までの変化が速かった記憶があったので、特に火力は変えずに20分経過したところで、我慢出来ず火を止めました。
結果は、またもや惨敗でした。
香りも無ければロースト感もなく、かといって酸味や風味も感じられませんでした。
深煎りを恐れすぎるあまりの中途半端な焙煎になってしまったのだと思います。
トライ&エラー続きでも楽しい!
失敗続きですが、KALDI Coffee Roasterでの焙煎は温度管理や豆の変化に集中できる分、本格的に焙煎しているような気がして、とても楽しいです。
嫁には、はっきり「まずい」と言われますが、いつの日か美味しい焙煎が出来るように繰り返しチャレンジしていこうと思っています。