働く ― やりがいと幸福感 ―

我道楽

働くということで、『企業と就活者とのギャップ』について考えましたが、働く人たちの幸福感って何なんだろうと思います。

今もあれこれと模索は続く

なぜ、わたしは20年続けた会社が、最後は究極の人手不足に陥り、解散する羽目になってしまったのかと、いまでも後悔は止みません。
わたしの従業員に対する言い方や接し方、利益の少ない仕事のとり方、いろいろ原因があったのだと反省は尽きません。

もっと利益を捻出する工夫をして、余裕のある人材確保に取り組んで、一人ひとりに気持ちを楽に接していればみんなの幸福感も良くなり、違ったカタチで今があったのではないかと考えることもしばしばあります。

今は、サラリーマンに戻って日々ダメ出しされ注意されることも多いのですが、大体の事は我慢してきていると思いますし、それがサラリーマンの常だとわかっているつもりです。
難しいところです・・・・・。

ネガティブワードが飛び交う現場

いま勤めている大きな会社は、やはり人手不足が著しく役職が上がる程に、その大変さは見ていられない程です。
契約社員のわたしにも、その辛さがひしひしと伝わってきます。
「たいへん」とか「ストレス」といったネガティブな発言も良く耳にします。

そして、そんな中でも、社員はまとまった休みは無いに等しいようです。
私語厳禁という訳ではなさそうですが、旅行に行った話や、カフェや観に行った映画など、楽しかった美味しかった話が一切聞こえてきませんし、みんなの表情から私生活を楽しんでいる雰囲気がほとんど感じられません。

大切な全体の「雰囲気」

わたし自身雑談が好きなほうでは無いので、そういう私語を求めている訳ではありません。ただ、毎日出勤してその日をこなしているように見える姿は、気の毒にさえ思います。
社員食堂は常にどんよりしており、会話の音はほとんどなく、食べ終えた人が、時間までテーブルに伏せているのが、いつものお昼の光景です。

一日のほとんどを、そして一年のほとんどを仕事という時間に費やされることを考えると、このような人生で良いのかと、やっぱりいろいろ考えると思います。

上司の姿に未来の自身を重ねる?

上司が、楽しい私生活を過ごして、充実しているように見えて、そして幸せそうにあるのが若い社員への見本となるべきだと思います。
そうやって、仕事の幸福感というのは少しずつ作られ、業務の大変な事も嫌な事も乗り切っていけるものだと思います。

新入社員や中堅社員が、『いずれは私もあのように……なるのか⤵』と思われ不安になるような上司がいる会社は、たとえ大企業でも繁栄は厳しくなるはずです。
仕事をしている時間が人生の大部分であっても、私生活を充実させられなければ心身が持たないということを、経営者は再認識しなければいけないと思います。
人手不足によって、ますます従業員一人一人の就労時間や作業量が増えているといいます。

皆が希望を抱けるように

上司が思い切って連続で年休を取り、旅行に出かけるって良いと思います。
上司が思い切って定時で上がって、家族サービスをするって良いと思います。
上司が連休明けにリフレッシュした感がある、上司が楽しそうな顔をする、上司が幸せそうな雰囲気があるって良いじゃないかと心から思うし、そうなるように願います。
『やりがい』とは、その上に成り立つものだと思っています。


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