心を落ち着けたい時の平井堅
WOWOWで放送されたKEN’S BAR in New Yorkを観た。
普段から週に２本程度、映画や音楽番組をチェックしている。
数件録画している中でも、このプログラムはとても楽しみだった。
ファン歴が長い訳でもないので、このニューヨーク公演が８年ぶりという事も知らず
熱烈なファンでなくてもなおさら待ち遠しかった。
OPENINGの曲、『Theme From New York . New York』で
SONY Hallの雰囲気と日本人が大多数の観客が、一気に一体となり
会場は大人の色気で満ちていた。
どうやら日本公演は、よっぽどの努力をしない限りチケットは取れないようで
増してこの会場のこの雰囲気でとなると、その努力は恐らく数倍で尚且つ、
お金と時間と気持ちにゆとりのある人たちなんだろうな、と想像していた。
歌で世界が変わればいいのに
拍手で満ちた後、間髪入れずに２曲目がスタートした。
『魔法って言っていいかな』だ。
嫁の大好きな歌は、平井堅の熱と歌唱力と愛で満ち溢れていて、思わず
かなり小さな声で口ずさんでいると、隣の嫁に睨まれてしまった。
LIVEは流れるような至福の時間とともに、ENDINGを迎えようとしていた。
観客への最後のメッセージの中で、
「Love the life you live. Live the life you love.」のフレーズが出てきた。
何か自分の中に落ちていくものを感じた。
あとから嫁に、Bob Marleyの名言らしいということを聞いた。
こんなにも美しい歌や歌い手がいて名言が生まれるのに、なぜ世の中は
よくならないんだろうと思う。
