またまた時代の変化への進化が問われる記事を目にしました。
タイトルは、
『ビジネスマンがスーツ離れで紳士服チェーンの苦戦続く』
というものです。
金融業界で、という事にも驚く
内容は、三井住友銀行が本店行員の勤務時の服装でTシャツ・ジーンズを夏季限定で認めるというものです。
お堅いスーツ限定をイメージさせる金融業界がついに!という感じでしょうか。
もちろんどこに行くにもどんな人に会うのかによってわきまえるとは思いますが、かなり意外でびっくりしました。
それだけ、ビジネスマンのスーツ離れが著しいという事なのでしょう。
スーツでない分、細かい決まりが
わたしの今の職場の勤務時の服装は、黒の靴、黒のスラックス、Yシャツと決まっています。
清潔感を大前提に、爪や髪、靴下の長さなど割と細かくマニュアルが存在します。
それでも、5年や10年前のビジネスシーンで考えると、大きく変わったのではないでしょうか。
夏の暑い日差しの中で、汗びっしょりになって、ネクタイを緩める様なひと昔のドラマのワンシーンが目に浮かんできます。
「スマートカジュアル」パッと言える?
今年の4月に東京の広告代理店に就職した甥っ子の入社日の服装は、スマートカジュアルという事でした。
「おじちゃん、スマートカジュアルってどんな格好なの?」と質問されましたが、わたしの年代で、そんな言葉がわかるはずも無く一緒にググってみたほどです。
明確な定義の無い用語らしいのですが、スマートカジュアルもビジネスカジュアルも、いろいろ言葉はありますが、とにかくネクタイを締めて、バシッとスーツを着る様なフォーマルでは無くなってきているという事のようです。
人口減少×時代の変化
これからますます人口が減っていく中で、スーツ離れが進んでいくことで、洋服の青山、はるやま、AOKI、コナカなどの大手紳士服店はかなり苦戦しているという事です。
冠婚葬祭にしても、着る機会が少ない上に、大手のスーパーでも安く販売されるようになったスーツは、失礼のない程度のフォーマル感で1着持っていれば充分という考え方も増えているようです。
一寸先は闇という言葉が正しいか分かりませんが、変化の激しい世の中では少し前まで当たり前だったことが、すぐにそうでなくなる事は多いと思います。
後手に回らないように
常に、変化に対応できるように、転換や進化できる態勢にいなければいけない企業は、とても大変な事だと思います。
商品の開発や転換、人員の配置など、大きな流れは今後も続いていくと思います。
今回のような変化に関しては、勤務中はフォーマルでは無く、カジュアルという流れはとてもいい風潮だと思います。
常識という概念ではなく、効率や心身の安定を優先されることは当然の事だとおもいます。