嫁が先に逝ってしまう事

我道楽

大好きな野村克也さんのご冥福をお祈り申し上げます。
わたしは小学生からずっと野球をしてきたので、偉大な人だと思えるのですが、野球に縁のなかった人達にとって、テレビや新聞で見る野村克也さんは、ぼやいてばっかりのめんどくさいじいさんだなと映っていたのでしょうか?

まさに嫌われる勇気

Jリーグのように地元に根付いたプロスポーツとは到底程遠かったプロ野球で、今のパリーグの人気と巨人以外のチームを愛すという日本プロ野球へ変えていった貢献者であることは間違いないと思っています。

自分が嫌われ者になっても選手の為に、プロの選手としての魅力あるプレーはもちろん、それ以外での人気に対する重要性を言い続けてこられた人だと思います。
そしてそれは、同じくパリーグ出身のわたしの好きな落合博満さんも同じだと思います。

嫌みで冷酷な厳しい人というイメージのある二人ですが、結局は理想を持った自己犠牲のできる情に厚い人たちだと思っています。

だいぶ印象が変わったな、と

2年前に奥さんであるサッチーを亡くしてからは、衰弱し活力を無くしてしまったなと感じていました。
急におじいちゃんになったような気がします。

夫婦は、奥さんを先に亡くしてしまうと残された旦那さんは……とよく聞きます。
精神的におもいっきりもたれ掛かって、支えてもらっていたものが無くなるということだと、わたしもおやじになってわかってきたような気がします。
「男の弱さを痛感」といっていた野村克也さんの、この2年間を想像してしまいます。

愛のある辛口に惹かれる

奥さんであるサッチーがバッシングを受けることがあった時には、かばい続けていました。
そして、ぼやきが欲しがられている時にはいつも、冗談を交えてその質問の期待に応えながら、どんな時も、最高の奥さんだと言い続けていました。
野球の時と夫婦でいる時の顔が全く違っていたことを思い出します。

そんな二人が、時を違えて同じ病気で亡くなったことに、胸が締め付けられます。
輪廻転生という言葉がありますが、おふたりにはずっと一緒にいて欲しいと思います。


*****************************

↓ ランキングに参加中です ↓
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村
*****************************
タイトルとURLをコピーしました