会いにいくよ:星のラブレター

旅道楽

経営していた会社で、長い間一生懸命に会社の事を考え、頑張ってくれた元スタッフの女性から「元気でやっています」と書かれた暑中お見舞いを頂いてから、約1ヵ月経ちました。

先日、彼女に会いに行ってきました。

大人の遠足?日帰り旅行気分で

その元スタッフは、現在は会社があった地方都市から車で高速道路を使って約2時間のところにある静かで自然豊かな場所に住んでいたので、嫁と2人、ちょっとした日帰り旅行の気分でした。

正直、『会いにいく』というのは、不安で決心がいりました。
もちろん長い間頑張ってくれた彼女に関しては、会社を解散する時にわたしたちなりの精一杯の事をしたつもりです。
彼女が好きだったTHE BOOMの「星のラブレター」や、宮沢和史さんの優しい雰囲気を思い出しながら、ようやく会うための決心をした感じです。

経営していた当時は、とにかく時間に追われ人員不足の中、必死に毎日を乗り切っていました。
当然、嫁をはじめスタッフには作業の時間も内容も無理をさせていた自覚もあります。
ましては、パワハラ的な威圧をもって接していた時も多かったと反省している程です。

夢に近づけているという嬉しい知らせ

彼女には、やりたいことがありました。
草木染というか、自然の素材からの染色を仕事にしたいと言っていて、働いている間もずっと染色の教室に通っていた程、熱心でした。

暑中見舞いには、実家に近い自然豊かな場所に住んで、そこで別の仕事に就きながら、自然の素材から作りだす染色というものに携わる準備をしているという知らせがありました。

ホッと気持ちがほぐれた

嫁は、夏に入る前から、「会いに行こうね」と言っていました。
それだけ彼女の貢献度は高かったと思いますし、嫁にとっても特別だったと思います。

しかし、わたしは彼女の中でわたしたちとの主従関係という意識が消えるだろう期間を置かないと、どうしても顔を合わせるという気持ちになれませんでした。
その主従関係という言葉もどうかと思いますが、雇用主と従業員という関係だった以上はしょうがないとしても、小さな会社でトップの人間がガツガツしていたとなると心に傷を作ってしまったという罪悪感がありました。

それを知ってかどうか、彼女の気の利いた暑中見舞いによって、気持ちがほぐれた気分で会いに行けました。
海が近くて近くに山がある自然いっぱいの場所にある住宅街で彼女をピックアップして、東京でレストランを経営していたというシェフが移住してきて開いたカフェに行ってきました。

案ずるよりなのか、彼女の計らいなのか

海が見えるカフェで、そこで摂れた野菜や素材をふんだんに使った美味しい料理を味わい、終始リラックスして、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
わたしたちも、そののどかな風景と彼女の楽しげに近況を話す笑顔に癒された良い時間になりました。


*****************************

↓ ランキングに参加中です ↓
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村
*****************************
タイトルとURLをコピーしました