カロリーからの解放とデブの箱舟

食道楽

カトパンがやっている夕方のニュース番組で取り上げていた、『デブの箱舟』というパンの誕生話に笑っちゃう程の共感ができました。

幸せそうなパンの笑顔

『デブの箱舟』が誕生したパン屋さんの女性店長さんはふっくらした人でした。
一緒に画面に映っていた女性店員さんも同じくふっくらした人でした。
ふたりが嬉しそうに、そのパンを食べている姿に幸せを感じてしまいました。

今は全粒粉やグルテンフリーのパンが取り上げられ、消費者はそこに焦点を合わせる傾向にあると言っていました。
新しい商品を開発する時にまず考えるのが、糖質やカロリーといったダイエットを意識したパンであるべきという発想に楽しくなく無くなってきたという事でした。
本当に食べたいパンというものに遠ざかっていたとの事でした。

本当に食べたいものにフォーカスした攻め

いろんなものを振り払い、久しぶりに攻めた気持ち慣れて出来た新商品が『デブの箱舟』だったと満足そうに笑っていました。
そのパンは、舟状の紙容器にカツサンド、焼きそばパン、メンチカツサンドを並べ、上から大量のチーズをかけたもので、カロリーは1,200calを超えるというものです。

カロリー抑えめのパンを陳列する中でも、このパンは毎日50個以上売れるという人気商品という事です。
「どんどんデブへの乗客が増えてきています。」とぽっちゃり店長は笑っていました。

ダイエット疲れ?小休止?

やっぱり人が欲するものとは、そういうものでカロリーや糖質が高いものなんだよなと思います。
そのパン以外にも、食べる罪悪感の『悪魔的』シリーズや『でぶのもとチーズタルト』など、ダイエット志向に小休止を入れたい人たちへの商品が売れているようです。

健康志向とダイエット志向の強い世の中にありますが、あまりにも締め付けの厳しいマイルールを作ってしまうと、幸せでは無くなると思っていました。

自制しなければすぐに太ってしまうし、健康に良くないのはわかっているので、ある程度の注意が必要ですが、時にはカロリーからの解放も必要だと思います。
たまに開放して、その分を節制してカバーし、また開放して節制する…の繰り返しでいいんだと思います。

一番怖いのは、我慢しすぎた後の強烈な跳ね返りである『リバウンド』だということを、誰もが身をもって経験してきていると思います。


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