これまたマイケール・ムーアの作品に衝撃を受けました。
作品といえば、すべてをちゃんと観たわけではありませんが、「ロジャー&ミー」「華氏911」「ジョン・キャンディの大進撃」「ボウリング・フォー・コロンバイン」「アホでマヌケなアメリカ白人」「シッコ」「キャピタリズム マネーは踊る」「華氏119」等々。
常にドン引きながらもブラックユーモアに失笑
シリアスな作品からコミカルに風刺したものまで様々ありますが、ここまで出来るのは単純にすごいと思います。
私自身は、とりわけ自国の政治やアメリカ他国に対して強い不満や憤りがある訳ではありません。
よって、中性的にマイケル・ムーアの作品を観ることが出来ますが、やはり政治が関わると間違いは起こりやすくなるのかなとは思っています。
先進国でも時代が変わっても変わらないもの
あるコロニーがあると、そこに利権争いがあり利己的な欲望や不正そして犯罪が生まれるのは防ぎようの無いことだと思います。
しかし、そこをまとめる政治家やトップの人間たちが自ら大きな資金と権力を持って悪事を行うということは救いようの無い事です。
コロニー(英: colony)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
入植地、 植民地、ラテン語の colonia による。
知られざる部分が次々と
映画「華氏119」はトランプ大統領の誕生までと就任後についての内容ですが、人種差別発言やそのトランプを支持する人たちの実態など、あまりニュースでは見たことのない様な映像に強いショックを受け、失望しました。
タイトルの「華氏119」は一見、華氏911と間違えてしまいそうですが、これはドナルド・トランプが米大統領選の勝利宣言をした日の2016年11月9日に基づくようです。
駆け引きや勝負の中で大きなお金を動かすのが政治家で、そのお金がとても重要な価値を持っていると考えていることも理解できます。
しかし、金がすべてであり、金の為ならという考え方になってしまっているのであれば、今すぐ改めて欲しいと思います。
日本もアメリカも中国も韓国もインドもヨーロッパやアフリカも、誰が為を熟考し、そこに我なしの精神で政治活動に取り組んで欲しいと思います。
垣間見える大きな黒い力
「華氏119」の中で、オバマ前大統領に触れている部分があります。
あまり詳しくは知りませんが、好きなというか好印象で応援したくなる大統領でした。
しかし、作品の中の映像には落胆するような全くイメージしていなかったオバマ前大統領の様子も映し出されていました。
きっと、あのオバマでもどうすることも出来ない、大きな黒い力みたいなものがあるのかなとショックを受けました。
いつの時代も叫ばれる「平和」
マイケル・ムーアが数々の作品を通して「どうだい、アメリカの政治家は?腐っているだろ。」とメッセージを送っているのかもしれません。
例えそれが世の中に伝わったとしても、政治の世界は動じることなくこれからも変わらないものなんだと改めて理解させられます。
平和な世界と呼べる世の中を創り出す為に、宗教や戦争、差別、スポーツ、貿易すべてにおいて利己主義を捨て、政治活動が行われることを願います。