はじめてのLCC搭乗体験:Peach Aviation

旅道楽

久しぶりのHAWAII旅行の始まりとして、関西国際空港までの国内線移動にPeach航空を選びました。実をいうと、JALのマイラーとしては、LCCは初体験となります。
いつものJALのチケット購入額の相場と比較すると約1/4で抑えることが出来ました。

LCCとは

ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社を指す。米国の航空自由化を契機に登場し、世界的に航空規制緩和が進む中で各地に数多く誕生してきた。代表的なLCCには、米国のサウスウエスト航空、英国のイージージェット、マレーシアのエアアジアなどがあり、既存の大手航空会社がLCC事業に参入するケースもある。世界的にシェアを伸ばしているが、急成長した会社がある一方で、事業停止や経営破綻(はたん)に追い込まれた企業も多い。

(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

詳しい甥っ子から事前情報入手

普段LCCを利用して国内外をあっちへこっちへと旅行している甥っ子から手荷物のサイズ、重さ、個数がかなり厳しいと聞いていたので、荷造りにはかなり慎重になりました。
結局、もう少しのところまで減量しましたが、一人あたり合計7kgまでの重量制限を諦めることにしました。

イチかバチかでゲートイン

空港のチェックイン受付は、ドキドキしながらも、どのくらいの厳しさで荷物検査されるか興味がありました。
Peach航空のカウンターの前には、荷物のサイズ制限の目安となるスケールBOXみたいなものと重量計測器があり、大きさや重さが気になる搭乗客は、自主的に自分の荷物を確認していました。

チェックイン時刻になると、カウンター前には列がつくられました。
わたしは、1㎏程度の重量オーバーでしたが、そのままチェックイン手続きを済ませ、検査場を通り搭乗口へと向かうことができました。

思っていたほど悪くないという印象

搭乗口は、比較的遠くのほうにあり、そこから飛行機まではシャトルバスを利用して搭乗しました。
機内の感じは、普段利用しているJALの機内とほとんど変わり無かった様に思います。
私は一般的な中肉中背のオヤジ体型ですが、座席間のゆとり具合はほとんど変わりが無いように感じました。イヤホン系は無く、座席のクッション性は少し弱い気がしましたが、フライト中は全く気になりませんでした。
座席にはバタイフライ式のヘッドギアのようなものがついていました。
これは、JALの国内線ではクラスJについている物と似ているように思います。
クラスJ同様、コートフックもありました。

また、機内での飲食は不可だと思っていましたが、料金を支払って購入するフードメニューとドリンクメニューがあり、個人的にはリーズナブルで種類も充実していたと思います。
お水とチョコレートを持っていたので、特に機内での注文はしませんでした。

初めて降り立つ関西空港第2ターミナル

関西空港への到着は、初めて使用する第2ターミナルになっていました。
新しめのターミナルなのかとてもきれいで、LCC3社の為のターミナルということらしく“World’s Best Low-Cost Terminal 2018”の金賞を受賞したらしいです。
そういったことでも、世界的にLCCの需要も供給も高まっているような気がします。

帰りの便では現実を知った

HAWAII旅行の最後となる帰りの便、関空発のPeachでは、やはり厳しい荷物チェックがあり、重量オーバーで2,680円を支払い、スーツケースを預かってもらうことになりました。(事前にネットで予約しておけば同条件で1,600円)

やはり、荷物においては事前に規則に則った策を講じるほうが無難で慌てることがなく、良い旅が出来ることが分かり、加算金はいい勉強代になったと思います。

実際、使用してみて移動している時間に関してはほとんど違いが無いなというのが感想です。聞いていた感じだと、LCCの安さの理由が、“ないない”“ダメダメ”だと思っていましたが、規制はあっても窮屈な制限を感じることはありませんでした。

JALやANAに関しては、LCCとの料金の格差をサービスの充実で違いを出すのか、値段が下がるのかはわかりませんが、それぞれの航空会社ならではというか、個性を出して旅の楽しみを作り出してくれたらいいなと思います。


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